「ダテ、音と車と起業への道のり」

その１～胎動～

車好きの父と音楽好きの母の間に生まれました。
音楽に携わる仕事がしたいと考え、音響の専門学校を卒業後、 就職浪人をしながらカー用品の量販店でアルバイトを始めます。
そこで初めて手にしたマークⅡをローダウンして、17インチを装着して、 暇を見つけては、洗車とカスタムに没頭する日々を送っていました。

その２～目覚め～

そんなお気に入りの車を半年で廃車にして絶望の日を送っていたところ、 アルバイト先の社長に軽自動車のアルトを与えていただいて立ち直ります！
この車を楽しい車にしたいと考え社長と店長にお願いしてＪＢＬの埋め込みスピーカー、カロッツェリアのカセットとパワーアンプとイコラザーを 譲りうけ、休日に店長に教えていただきながらオーディオの取付を学びました。
この21歳のタイミングがダテワークスの伊達孝豊のカーオーディオへの目覚めの時期です。

初めは取り付ける事を勉強していましたがどうしたらいい音がするのかなど 試行錯誤して、22歳の時に母の乗っていたtodayをベースにALPINEのスピーカーとウーファーの取り付けに我流で挑んでいました （乗っていた車はチャンガラ（むちゃくちゃの意味）ばかり）（笑）
サービスホールを埋めるにはどうしたらいいのか？今でいうところのデッドニングです。

ホームセンターに鉛シートを買いに行ったり、 23年前に取り付けて楽しみたいと思ったスピーカーは、今のように簡単には装着させてくれません！
スピーカーを取り付けるのに鉄板が平面ではないのにどうやってスピーカーを固定するのだろうか？
市販のファイバーパテの存在を知らず同級生が営む造船所を訪ねて大量のFRP自家製パテをいただいて成形したり 試行錯誤して楽しんでいました。（しかし削る作業は超大変！）
などと模索しているなか、専門店でそのスピーカーが取り付けされている先輩の車両に出会います。
量販店では取り扱いのない海外のメーカーや取付のクォリティーに感動と焦り、
こんな世界があったのか～と当時の情報源はインターネットではありません！本を買いあさった休日を思い出します。

その３～覚醒～

それから数年が過ぎて23歳の時にORIONという海外のスピーカーに出会います。
それまで耳にしていたスピーカーとは出てくる音との違いに圧倒されて海外ブランドのオーディオに 没頭していました。
この楽しさをオーディオイベントに出展して皆様に体感してもらいたいという気持ちが強くなり、 仕事が終わってから仲間に手伝ってもらい、ローンを組んでまで手に入れた憧れのブランドオーディオを、その時の愛車Y32セドリックをベースに、世界に一つのオーディオマシーン（車自体がオーディオマシーン）とすべく、日付が変わるまで夢中で制作していました。

その４～今そしてこれから～

ダテワークスの創業はその時の経験が今に生きていると考えています。2001年のことです。
あの時から20年、カーオーディオのいろいろなことに興味を持ちながら未来を創造し、 常に知りたい！覚えたい！とインプットし続け、こうなりたい！とチャレンジし、アウトプットすることで魂を磨き続ける。 思い描いた未来が現実となるということを発信し継続し続けるのが伊達孝豊のポリシーです。